“ひきつり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
痙攣66.7%
引釣33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また二ヤードほど距てて蛇に覘わるる鼠を見しに、痙攣ひきつりて大苦悩したが、蛇を追い去って見れば鼠は死にいたりと。
流石に険しくなつた額付や皮肉な口元の痙攣ひきつりさへ目につく。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ル・ヴァーヤンも、みずから鳥が四フィートばかり隔てて、蛇にねらわるるを見しに、身体痙攣ひきつりて動く能わず。
彼は砲弾の破片に打たれて出来たという、その右半面の引釣ひきつりを指しながら、当時の有様を手に取る様に物語るのだった。
二癈人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)