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ひきおと
ふりがな文庫
“ひきおと”の漢字の書き方と例文
語句
割合
引落
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引落
(逆引き)
串戯
(
じょうだん
)
にしてもと、私は
吃驚
(
びっくり
)
して、
言
(
ことば
)
も出ぬのに、女はすぐに
幅狭
(
はばぜま
)
な帯を解いた。膝へ
手繰
(
たぐ
)
ると、
袖
(
そで
)
を両方へ
引落
(
ひきおと
)
して、雪を分けるように、するりと脱ぐ。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引断
(
ひっちぎ
)
れたやうに残つて、
袷
(
あわせ
)
はのけざまにずる/\と
畳
(
たたみ
)
の上を
引摺
(
ひきず
)
らるゝ、
腋
(
わき
)
あけのあたり、ちら/\と、
残
(
のこ
)
ンの雪も消え、目も消えて、
裾
(
すそ
)
の端が
飜
(
ひるが
)
へつたと思ふと、
倒
(
さかしま
)
に裏庭へ
引落
(
ひきおと
)
された。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひきおと(引落)の例文をもっと
(2作品)
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