“ひうら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
緋裏60.0%
日裏20.0%
灯占20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金で乱菊を織出した繻珍しゅちん黒繻子くろじゅすの打合せの帯、滝縞たきじまのおめし縮緬に勝色かちいろのかわり裏、同じすそを二枚かさねて、もみじに御所車の模様ある友染ゆうぜんに、緋裏ひうらを取った対丈襦袢ついたけじゅばん、これに、黒地に桔梗ききょうの花を
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ところが〔今おりる道は〕日裏ひうらの方ですからどうもその雪の深いことといったらなんとも堪えられない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
心なしか、こよいは、灯も鮮やかに、くもりなくともって、なんとなく胸も花やぐようなと、灯占ひうらをたてていたが——
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)