“ぱしょり”の漢字の書き方と例文
語句割合
端折100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで股引しり端折ぱしょり日和ひより下駄、古帽子や手拭の頬冠ほほかむり、太巻毛繻子の洋傘を杖にして、農閑の三、四月から続々上京、五人六人連れ立って都大路を練り歩く。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
いわば見習いの格で、古参こさんの人たちのあとに付いて、ああしろこうしろのお指図次第に、尻ッ端折ぱしょりで駈けずり廻っていたんですから、時には泣くような事もありましたよ
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
わざねむった振で、ぐう/\と空鼾そらいびきをかいて居りますと、廊下の障子をそっと音のしないように開けて這込はいこむ者を梅三郎が細目をひらいて見ますると、面部を深く包んで、しり端折ぱしょりを致しまして
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)