“ばけものやしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
化物屋敷54.5%
妖怪邸27.3%
妖物邸18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じよ、じようだんばかり、やすいたつて、化物屋敷ばけものやしき……んでもない、はあ、えゝ、たぬき、きつね、そんなものはくぢらんでしまうた、はゝは。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
十年人のまない妖怪邸ばけものやしきの天井裏にも、ちょっとあるまいと思う陰惨とした、どん底に——何と、一体白身の女神、別嬪べっぴんの姉さんが、舞台の礫の時より、研いだようになお冴えて
余りの事に、これはひと分別ある処と、三日二夜ふたよる、口も利かずにまじまじと勘考した。はてたくんだり!てっきりこいつ大詐欺おおかたりに極まった。汝等うぬらはかって、見事に妖物邸ばけものやしきにしおおせる。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)