“はんだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半田33.3%
盤陀22.2%
飯田11.1%
伴田11.1%
半朶11.1%
斑打11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
知多木綿ちたもめん」はその半島の半田はんだが中心地で、地面の上に広げて天日てんぴさらす様は見ものであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
あとは実験室の片隅でやすりがけや盤陀はんだ付けで小さい実験装置の部分品を作ったり、漫談に花を咲かせたり、時にはビーカーで湯を沸かして紅茶を淹れて飲んだりしていた。
実験室の思い出 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
これは高橋廉一れんいち氏のかんするところである。その結果がよいところから、東京電灯が玖珠くす飯田はんだ湯坪ゆつぼまた地熱研究所を設置している。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
私たちはこの別荘で熊八氏の用意してくれたサンドウィッチを食し、やがて又自動車に乗って、更に六里の山路を越えて、飯田はんだ高原に行くことになったのである。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「最初はね、誰でもいいから家の人に会って、いいですか、恩田おんださんに会わして下さい、急用なんです、伴田はんだからです」
自殺を買う話 (新字新仮名) / 橋本五郎(著)
ひろさ二尺ぐらい、仲密君が蓮の花を植えるために掘ったもので、この池の中からかつて半朶はんだの蓮の花を見出すことが出来なかったが、蝦蟇を飼うには実に持って来いの場所であった。
鴨の喜劇 (新字新仮名) / 魯迅(著)
警防団の防空監視所からは、一点七点斑打はんだの「敵機来襲」の半鐘がけたたましく鳴り響いた。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)