“はんしゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半杓33.3%
反嚼33.3%
藩借33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房にょうぼうは、こういったら、半杓はんしゃくぐらい最後さいごに、おまけをれてくれるだろうかと、をさらにして、じっとていたのですが、おとこは、やはり巧妙こうみょうとでもいうように
火を点ず (新字新仮名) / 小川未明(著)
あたかも一口の食物を嚥下えんかし得ないで反嚼はんしゃくしてる白痴のように、同じ考えばかり繰り返し、頭脳の力はすべてただ一つの固定観念に吸い取られていた。
金銭なんぞ取扱うよりも読書一偏の学者になって居たいというかんがえであるに、ぞんかけもなく算盤そろばんとって金の数を数えなければならぬとか、藩借はんしゃく延期の談判をしなければならぬとかう仕事で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)