“はんか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハンカ
語句割合
繁華46.2%
半跏30.8%
半可15.4%
反歌3.8%
煩苛3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今ではみんなそこから出てきて、樹かげの繁華はんかは芝生に奪はれてしまつた。杉のひく影が日ましに長くなつて、芝生一めんに秋の日ざしがかぐはしい。
灰色の眼の女 (新字旧仮名) / 神西清(著)
清子のぼだい寺である以上、清子の地蔵信仰につながるあかしが何かなければならないがと思っていたら、はたして、木彫の半跏はんか地蔵像が本堂わきにあった。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは、子供の頭にぼんやりたゞよつてゐる總てのなま半可はんかな考へのやうに陰影いんえいの多い、しかし、妙に印象的なものだつた。解説の文章は、次の揷繪とつながつてゐた。
ところが『万葉集』巻九の有名な長歌ちょうかを見ると、是にも反歌はんかに「とこべに住むべきものを云々」の一首があり
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
戒律かいりつ煩苛はんか鐡鎖てつさ木枷ぼくがの粉々たるも、畢竟身心不二なるがゆゑに、身をして如法たらしむるは心をして如法ならしめ、身をして不如法ならしむる時は
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)