“はくぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
博物83.3%
薄物16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初には博物はくぶつの学問もおなじように、まずじょうずな分類ということが必要であって、それには自分たちよりも多くの事実を知っている人の、いうことをいて見なければならない。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ひかり滑々かつかつたる先生の禿げ頭で、これまた後頭部のあたりに、種々しょうしょうたる胡麻塩ごましおの髪の毛が、わずかに残喘ざんぜんを保っていたが、大部分は博物はくぶつの教科書に画が出ている駝鳥だちょうの卵なるものと相違はない。
毛利先生 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
わたくしは其答書がたま/\断片を世間に留めたものと看るのである。文中「嫁御御祝儀に有合候宮島楊枝進申候、薄物はくぶつに候、これは乗韋じようゐと可被思召候」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)