“はくさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白山96.9%
伯山1.5%
白衫1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うごめかして白山はくさんの祭禮に勇を振ひて女連をんなづれの敵を驚かせしこと親父に追出されて信州の友を尋ね矢鱈やたら婦人に思ひ付かれしこと智計を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
これも黙阿弥作の「扇音々おうぎびょうし大岡政談」によって今もしばしば上演を繰り返されているが、その原作は神田伯山はくさんの講談である。
寄席と芝居と (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
白衫はくさん銀紗ぎんさ模様という洒落しゃれた丸襟の上着うわぎに、紅絞べにしぼりの腰当こしあてをあて、うしろ髪には獅子頭ししがしらの金具止め、黄皮きがわの靴。そして香羅こうら手帕ハンケチを襟に巻き帯には伊達なおうぎびんかざしには、季節の花。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)