“のどぼとけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
咽喉仏58.5%
喉仏22.0%
喉佛12.2%
咽喉佛4.9%
咽仏2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蒼鸇たかの飛ぶ時よそはなさず、鶴なら鶴の一点張りに雲をも穿うがち風にもむかって目ざす獲物の、咽喉仏のどぼとけ把攫ひっつかまでは合点せざるものなり。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
テナルディエは襟飾えりかざりとしてるぼろ布を喉仏のどぼとけの所まで引き上げた。それは真剣になった様子を充分に示す身振りだった。そして言った。
喉佛のどぼとけの碎けて居る樣子や、たいした抵抗もなくやられた樣子は、明らかに恐しい剛力で後ろからめたものに違ひありません。
宗太郎の顏は苦惱に歪んで、咽喉佛のどぼとけが上へ下へと動きます。
其れから衛生委員えいせいいいんの選挙、消防長の選挙がある。テーブルが持ち出される。茶盆ちゃぼんで集めた投票とうひょうを、咽仏のどぼとけの大きいジャ/\ごえの仁左衛門さんと、むッつり顔の敬吉けいきちさんと立って投票の結果を披露ひろうする。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)