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のづち
ふりがな文庫
“のづち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
ノヅチ
語句
割合
野槌
57.1%
野蛟
14.3%
乃豆知
14.3%
野椎
14.3%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野槌
(逆引き)
いや、そうじゃない——とまたそれに反説をかつぐ者もあって、狐だろう、狸の
仕業
(
しわざ
)
だろう、否、
野槌
(
のづち
)
という
河獺
(
かわうそ
)
のような小動物の妖気にちがいないなどと、知ったか振りをするのもある。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
のづち(野槌)の例文をもっと
(4作品)
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野蛟
(逆引き)
また男を取り殺した例も出でおる。わが国に古くミヅチなる水の
怪
(
ばけもの
)
あり。『延喜式』
下総
(
しもうさ
)
の
相馬
(
そうま
)
郡に
蛟蝄
(
みづち
)
神社、加賀に
野蛟
(
のづち
)
神社二座あり。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
蛟
(
こう
)
や
虬
(
きゅう
)
いずれも竜蛇の属の名の字をミヅチと
訓
(
よ
)
んだから、ミヅチは
水蛇
(
みずへび
)
、
野蛟
(
のづち
)
は
野蛇
(
のへび
)
の霊異なるを
崇
(
あが
)
めたものと思う。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
のづち(野蛟)の例文をもっと
(1作品)
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乃豆知
(逆引き)
今より千十余年前成った『新撰字鏡』に、蝮を
乃豆知
(
のづち
)
と
訓
(
よ
)
んだ。ほとんど同時に出来た『延喜式神名帳』、加賀に
野蛟神社
(
のづちのやしろ
)
二所あり。『古事記伝』に拠れば、ノヅチは野の主の意らしい。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
のづち(乃豆知)の例文をもっと
(1作品)
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野椎
(逆引き)
またの名は
野椎
(
のづち
)
の神といふ。(志那都比古の神より野椎まで并はせて四神。)
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
のづち(野椎)の例文をもっと
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ぬつち