“ねじろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ネジロ
語句割合
根城78.3%
根白13.0%
根拠4.3%
牙城4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま本所の化物屋敷に根城ねじろを置いているから、近く左膳を頭に彼らの一味が来襲するに相違ないといましめて、いまだに放れ駒のように
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
川岸の根白ねじろ高萱たかがやかげもよし釣しがてらやここに涼まん
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
長崎を根拠ねじろにして博多や下関へドンドン荷を廻わすようになりましたが、その資本もとでというたなら、大惣の生胆いきぎも一つで御座いました。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いつきの道を踏もうとするものとして行き、牙城ねじろと頼むものも破壊されたような人として帰って来た。それが半蔵の幼い子供らのそばに見いだした悄然しょうぜんとした自分だ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)