“ねかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
根方95.7%
根形4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな自分勝手の理屈を考えながら、佐山君は川柳の根方ねかたに腰をおろして、鼠色の夕靄ゆうもやがだんだんに浮き出してくる川しもの方をゆっくりと眺めていた。
火薬庫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
もうそろ/\春先きで、逸早いちはやく這ひ出した蟻が、黒光りになつた臺所の大黒柱の根方ねかたの穴へ歸つて行くのを見て
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
角器のうへに畫きたるは猪の牙を摩り减らしてつくりたる根形ねかた利噐りきなり。此品このしなは常陸河内郡椎塚より出でたるものなるがこれ同樣どうやうしなは大森貝塚よりも發見はつけんされたり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)