“なわつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縄付81.8%
縄着9.1%
縄附9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光圀は折ふし那珂なか夤賓閣いんひんかくにいたので、庭の砂上に縄付なわつきを曳かせ、自身刀を取って、長作のうしろへ迫ったが、ふと、従士じゅうし中村新八なかむらしんぱちをふり向いて
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
膝下ひざもとへ呼び出して、長煙草ながぎせる打擲ひっぱたいて、ぬかさせるすうではなし、もともと念晴しだけのこと、縄着なわつき邸内やしきうちから出すまいという奥様の思召し、また爺さんの方でも、神業かみわざで、当人が分ってからが
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と、鉄之丞が、あたふた、弓張提灯ゆみはりけて、引っ立てられて行く縄附なわつきそばについた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)