“なあて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
名宛94.7%
名当5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひらかせ見れば手紙一通有り養母も不審いぶかしとは思へ共城富の名宛なあてゆゑひらき見ても宜しかるべしとふう押開おしひらきて見るに
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そして名宛なあての左側の、親展とか侍曹じそうとか至急とか書くべきところに、閑事かんじという二字が記されてあった。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
僕の親仁おやじは日本橋檜物ひもの町に開業してるから、手紙を書いてろうといって、親仁名当なあての一封を呉れたから私は喜んでこれ請取うけと
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)