“とかげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蜥蜴94.5%
蜥蝪2.8%
常蔭0.9%
0.9%
門陰0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして昼なか、僅に日光の縞がこぼれかかる時になると何処どこからか一ぴき蜥蜴とかげがやって来て、その花蔭にじっと身を温めるのが見えた。
松風の門 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
媼が我に「アヱ、マリア」唱へしむるとき、美しき色澤いろつやある蜥蝪とかげ我が側を走り過ぎぬ。
常蔭とかげか、あらず、五月靄さつきもや
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
上に引いた通り、『周易』の易の字はとかげの象形といったほど故、古支那で蜥蜴を竜属として尊んだのだ。