“とおび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遠火66.7%
遠灯22.2%
遠燈11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で私の遊び合手あいては、あたしをも釜前かままえにつれていった。冬などは、わらの上にすわって、遠火とおびに暖められていると非常に御機嫌になって、芋屋の子になってしまいたかった。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
遠灯とおびばたきをしながら、揃えた膝をむくむくとゆすって
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一体、名所の松といえば、それが二本松、三本松でも、実際また絵で見なくても、いい姿はわかるものです、暗夜やみ遠燈とおびの、ほの影に、それにもやをかけた小雨なんです。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)