遠灯とおび)” の例文
旧字:遠燈
「獲物はないが、冬ざれの大川端の遠灯とおび眺むるもなかなか味変りじゃ。そのように急ぐには及ばぬぞ」
遠灯とおびばたきをしながら、揃えた膝をむくむくとゆすって
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)