“てらまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
寺町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから三条寺町てらまちまで歩いて、いつもの紙屋で大判の雁皮がんぴを十枚と表紙用の厚紙を一枚買い、それを私の日記帳の大きさにって貰い、しわにならないようにうまく包装して貰って
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
場所は寺町てらまち四条の浄教寺で、京都図書館長の湯浅半月氏を始め二三の弾手ひきてが集まつたが、聴衆きゝてはいつも十人そこ/\で、それも初めの一二段を聴くと、何時いつの間にかこそ/\逃げ出して
保己一ほきいちだん四谷よつや寺町てらまちに住む忠雄ただおさんの祖父である。当時の流言に、次郎が安藤対馬守信睦のぶゆきのために廃立の先例を取り調べたという事が伝えられたのが、この横禍おうかの因をなしたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)