“てどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手捕62.5%
手擒18.8%
手取12.5%
手鳥6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人影に驚いて岩の下へ隠れたのをさいわいに、上下を堰止めて大金が造作なく手捕てどりにした。二疋とも尺に近い。産卵する為にこんな小沢に上るのだそうだ。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
掛かって来たら切って捨て、女勘助一人だけでも、是非とも手擒てどりにしてやろう
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一切合切いっさいがっさい屑繭くずまゆまで売ってのけて、手取てどりが四十九円と二十五銭。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
芝神明前俥宿手鳥てどり浅吉の所有にして挽子ひきこは市田勘次というものなり。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)