“てつせう”の漢字の書き方と例文
語句割合
徹宵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徹宵てつせう、ひつきりなしに𢌞つてゐる幾組かの火の番は、私娼達の逃亡をも見𢌞つてゐるのであつた。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
夜ごとに近郷近村より集りきたれる若き男女殆ど無數、皆この一塲の廣塲に集りて、徹宵てつせう踊り騷ぐを常となし、夜深やしんに至るに從ひて、その踊の次第に大に、一時二時頃に及べば
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
外へ出ると酒場バア珈琲店キヤツフエ徹宵てつせうして除夜を送る客で満ちて居た。(一月四日)
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)