“つぶつぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粒々71.4%
累々14.3%
顆々14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元来細胞なるものは、人間の身体の何十兆分の一という小さい粒々つぶつぶで、度の弱い顕微鏡にはかからない位の微粒子である。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
浪のように起伏する灯の粒々つぶつぶやネオンの瞬きは、いま揺り覚まされた眼のように新鮮で活気を帯びている。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
あんな気だから納まらないよ。ほんとに私もあの時分に心得違いをしていたから、見処のあるお前さん、立派な悪党に仕立ててみようと、そう思ったんだがね。滝さんお聞き、蛇がその累々つぶつぶしたうろこを立てるのを見ると気味が悪いだろう、何さ、こわくはないまでも、可い心持はしないもんだ。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「近代の禅僧、じゅを作り法語を書かんがために文筆等をこのむ。是れ便ち非なり。頌につくらずとも心に思はんことを書出し、文筆とゝのはずとも法門をかくべきなり。」「思ふまゝの理を顆々つぶつぶと書きたらんは、後来も文はわろしと思ふとも、理だにも聞えたらば、どうのためには大切なり」(同上第二)。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)