“つかみこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
掴込100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、すぐその障子の影へ入れる、とすぐ靴の紐をかがっていた洋装のが、ガチリと釣銭を衣兜かくし掴込つかみこんで、がっしりした洋傘こうもりいて出て行く。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女房にようばうくらがりの路地ろぢあしひかれ、あな掴込つかみこまれるやうに、くびから、かたから、ちりもと、ぞツとこほるばかりさむくなつた。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)