“ちょりつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
佇立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち鳥の奇声を聞く。再びげきとして声無し。熱帯の白昼、却つて妖気あり。佇立ちょりつ久しうして覚えず肌に粟を生ず。その故を知らず」云々うんぬん
必ずしも海の入日の前に散り乱るることを期せずとも、自然にそのような情景を催して、旅にみたる者をして佇立ちょりつせしめる。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
陛下のお椅子は、中央の衝立ついたてを後ろにすえられ、左へ寄って、総理大臣が勲記と黒塗の箱とを各受章者へ手渡す一卓をおいて佇立ちょりつするわけ。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)