“だんまつま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
断末魔78.9%
斷末魔15.8%
断末間2.6%
斷未魔2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、シリンの断末魔だんまつまらしい、ウームといううなり声が、かれの耳そこにハッキリと聞こえた。いよいよ事態は重大となった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
聲を出せば階下の主人夫婦にきこえるので、聲を殺さうとすると、その苦しさで、からだ中が窒息者ちつそくしや斷末魔だんまつまのやうに波打つた。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
それから又沈んでまた浮く、其のうちにがぶ/\水を飲んで苦しむので断末間だんまつまくるしみをして死ぬのだと云う事で、沈着おちついた人は水へ落ちても死なぬと申します
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
人垣は物のくづれるやうに、ゾロゾロと倒れてゐるお菊の方に移りましたが、蘇芳すはうを浴びた蟲のやうにうごめく斷未魔だんまつまの娘を何うしやうもありません。