“だんなしゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
旦那衆100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芸妓屋げいしゃやが六七軒に、旅館以外の料亭りょうていと四五軒の待合がお出先で、在方ざいかた旦那衆だんなしゅうに土地の銀行家、病院の医員、商人、官庁筋の人たちが客であった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
あの「御料人様ごりょうにんさん」と云う言葉にふさわしい上方風かみがたふうよめでもむかえて、彼もいよいよ島の内の旦那衆だんなしゅうになり切ることだろうと、想像していた次第であった。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
どうぞ、それには及びませぬ。はじめての御当地、お店前から乗ものに乗るなぞとは、旦那衆だんなしゅうと御一緒なら、かく勿体もったいない。実のところついそこに、迎えのかごを
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)