“たまあと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弾丸痕33.3%
弾丸跡33.3%
弾痕33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
権現様ごんげんさま戦場お持出もちだしの矢疵やきず弾丸痕たまあとの残つた鎧櫃よろいびつに納めて、やりを立てて使者を送らう。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
バラバラと飛んでゆく弾丸は、黒いモーニングの上にたちまち白い弾丸跡たまあともなくつづってゆくのでした。とうとう洋服の布地ぬのじの一部がボロボロになって、銃火じゅうかに吹きとばされました。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
お城の門まで行ったが、もう暗いので、壁に残った戦乱の弾痕たまあとは見えなかった。今度は夜景とあって、賑かな町筋へ引き返した。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)