“たばこみせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煙草店57.1%
烟草店28.6%
莨店14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中に、小さな仮小屋の様な煙草店たばこみせがあって、まだガラス戸の中にあかり明々あかあかとついていたので、そこで尋ねて見ると
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
今は何処に家を持つて、お内儀かみさんも御健勝おまめか、小児ちツさいのも出来てか、今も私は折ふし小川町の勧工場くわんこうば見物ゆきまする度々たびたびもとのお店がそつくりそのまま同じ烟草店たばこみせ能登のとやといふに成つてゐまするを
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
遊郭の裏街、莨店たばこみせや駄菓子屋や雑貨化粧品店や受酒屋やなどが廃頽したごみ臭い店を並べている間に、古びた紅殻格子の前に「芸娼妓紹介業、中村太兵衛」と看板がぶら下げてあった。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)