“たてす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
干棄50.0%
立据50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多恨のダビデが歌ふて「ギルボアの山よ、願はくは汝の上に雨露あめつゆ降ることあらざれ、亦供物そなへもの田園はたもあらざれ、彼処かしこに勇士の干棄たてすてらるればなり」とこくせし山也。
と扇をきりりと袖を直す、と手練てだれぞ見ゆる、おのずから、衣紋の位に年けて、瞳を定めたそのかんばせ硝子がらす戸越に月さして、霜の川浪照添てりそおもかげ。膝立据たてすえた畳にも、燭台しょくだいの花颯と流るる。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)