“たておやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立女形83.3%
立女役8.3%
立旦4.2%
立旦形4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとの吉田玉造よしだたまぞうとか桐竹紋十郎きりたけもんじゅうろうとか言ったような老人が上下かみしもけて、立役たちやくとか立女形たておやまとかの人形を使っておったものであるが
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「うむ、その中での女太夫、立女役たておやまの荻野八重梅、それへ書面を渡してくれ」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
鶴三郎の芸者小さんは柳盛座よりここへぬけたばかりで、立旦たておやまの役を廻されしため、諸新聞の攻撃を受けしこと、気の毒なり。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
「近所の若いどもです……御存じの立旦形たておやまが一人、今夜来ますはずでしたが、急用で伊勢へ参って欠席しました。階下したで担いだんでしょう。そっのぞきに……」
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)