立女役たておやま)” の例文
けて申上げまするが、これから立女役たておやまがすべて女寅めとらが煩ったという、優しい哀れな声で、ものを言うのでありまするが、春葉君だと名代のい処を五六枚、上手に使い分けまして
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「うむ、その中での女太夫、立女役たておやまの荻野八重梅、それへ書面を渡してくれ」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)