“たちばななんけい”の漢字の書き方と例文
語句割合
橘南谿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猟人等は驚いて、これおそらく山の神であろうと、のちたたりを恐れて捨てて置いたら、自然に腐って骨にってしまったと、橘南谿たちばななんけい西遊記せいゆうきに書いてある。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
橘南谿たちばななんけい東遊記とういうきに、陸前国りくぜんのくに苅田郡かつたごほり高福寺かうふくじなる甲胄堂かつちうだう婦人像ふじんざうせるあり。
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
橘南谿たちばななんけいの『西遊記さいゆうき』五に広島の町に家猪多し、形牛の小さきがごとく、肥え膨れて色黒く、毛禿げて不束ふつつかなるものなり、京などに犬のあるごとく、家々町々の軒下に多し、他国にては珍しき物なり