トップ
>
たきおと
ふりがな文庫
“たきおと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
焚落
85.7%
瀑布落
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焚落
(逆引き)
お
媼
(
ばあ
)
さんは、
七輪
(
しちりん
)
の
焚落
(
たきおと
)
しを持っていらっしゃる、こちらへと、使者を火鉢に坐らせて、近常さんが向直って
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
赤い
釣洋燈
(
つりランプ
)
の光はションボリと家の内を照していた。台所の方では火が燃えた。やがてお倉は
焚落
(
たきおと
)
しを十能に取って、長火鉢の方へ運んだ。そのうちにお延やお鶴も起きて来た。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
たきおと(焚落)の例文をもっと
(6作品)
見る
瀑布落
(逆引き)
府中の町を出はなれたかと思うと、
追
(
おい
)
かけて来た黒雲が彼の
頭上
(
ずじょう
)
で
破裂
(
はれつ
)
した。
突然
(
だしぬけ
)
に天の
水槽
(
たんく
)
の底がぬけたかとばかり、雨とは云わず
瀑布落
(
たきおと
)
しに
撞々
(
どうどう
)
と落ちて来た。紫色の光がぱッと射す。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
やがて雷鳴電光よろしくあって、
錨索大
(
いかりづなだい
)
の雨の棒が
瀑布落
(
たきおと
)
しに
撞々
(
どうどう
)
と来る。さあ、今だ。総員
鶩
(
あひる
)
の如くきゃッ/\笑い騒いで、大急ぎで石鹸を塗る、洗う。大洋の真中で大無銭湯が開かれるのだ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
たきおと(瀑布落)の例文をもっと
(1作品)
見る