“そびや”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ソビヤ
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平和の文字甚だあらたなり、基督教以外に対しては更に斬新なり。加ふるに世の視聴をそびやかすに便ならぬ道徳上の問題なり。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
しかしふと気を換えてめた。そして爺いさんの後姿を見送っているうちに、気が落ち着いた。一本腕は肩をそびやかした。
橋の下 (新字新仮名) / フレデリック・ブウテ(著)
夜延仕よなしでも、達者な車夫で、一もん字にその引返す時は、葛木は伏せたおもてを挙げて、肩をそびやかすごとくせた腕を組みながら、しきりに飛ぶ星を仰いだ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)