“そとぼり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
外濠90.5%
外壕7.1%
外堀2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日こんにち入船にゅうせんは大和の筒井順慶つついじゅんけい和泉いずみ中村孫兵次なかむらまごへいじ茨木いばらき中川藤兵衛なかがわとうべえ、そのほか姫路ひめじからも外濠そとぼりの大石が入港はいってまいりますはずで
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこは岡崎城下の外壕そとぼりをさらに北へぬけ出た郊外に在り、なだらかな丘や雑木林が広びろと続き、すすきの生茂った草原の間にささやかな野川の流れなどのある、ひなびた閑寂な地であった。
晩秋 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そこには美しい森や、小高いおかや、赤いかべをめぐらした古いお屋敷やしきなどがあって、外堀そとぼりには白鳥が泳いでいます。そして、りんご園のあいだに教会の立っている小さな田舎町いなかまちがあります。