トップ
>
そとじろ
ふりがな文庫
“そとじろ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
外城
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外城
(逆引き)
ここを
開
(
あ
)
ければ、八
合
(
ごう
)
目
(
め
)
の
柵
(
さく
)
、三の
砦
(
とりで
)
、すべての
外城
(
そとじろ
)
一
郭
(
かく
)
へはむろん、
麓
(
ふもと
)
へでもどこへでも自由に通りぬけることができる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——この
山城
(
やまじろ
)
は三
段
(
だん
)
郭
(
ぐるわ
)
、
奥
(
おく
)
の
砦
(
とりで
)
のものは
毒水
(
どくみず
)
をのんでたおれたにしろ、まだ八
合
(
ごう
)
目
(
め
)
の
外城
(
そとじろ
)
のものは、
無事
(
ぶじ
)
でなにも知らずにいるかも知れない」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
七月十五日から、総攻撃は開始され、猛烈な砲撃のもとに、忽ち、
外城
(
そとじろ
)
を破り、敵の水の手を
破潰
(
はかい
)
することに成功した。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
七月十七日といえば、四国在陣の将兵は、一ノ宮城へ総がかりを起して、その
外城
(
そとじろ
)
をやっと踏み破ったばかりの頃だ。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、さけんで
反応
(
はんのう
)
がなかったように、その
貝
(
かい
)
がとおく八
合
(
ごう
)
目
(
め
)
へ鳴りひびいていっても、
外城
(
そとじろ
)
の
柵
(
さく
)
から、こたえ
吹
(
ぶ
)
きの合わせ
貝
(
がい
)
が鳴ってこなかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そとじろ(外城)の例文をもっと
(2作品)
見る
“そとじろ”の意味
《名詞》
城郭の本丸に対する外郭。
本城に対する出城。
(出典:Wiktionary)