“せんと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セント
語句割合
遷都85.7%
泉都7.1%
專途7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの家には、古来から名剣宝珠が多く伝わっているとは聞いたが、洛陽から遷都せんとして来た後も、まだこんな佳品があったのか」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
或人あるひとは今の別府は南の方に僻在へきざいしている、亀川の東にある実相寺山を中心として、大きな泉都せんとを建設せなければならぬといっている。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
何にせよ別府の大いなる強味は地下ことごとく温泉であるということである。土地の人は泉都せんとと唱えて、日本の別府でない、天下の別府であると誇っている。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
踏直ふみなほして上らんと爲を見て稻葉家警固の者共大に驚き驚破すはや一大事の出來たりと大勢おほぜい馳來はせきたりて飛込々々とびこみ/\難なく御駕籠かごすくひ上たり尤も御駕籠半分程は水中に落入しと雖も稻葉家の役人共爰を專途せんとと身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)