“せんざいもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野菜物33.3%
前栽物33.3%
千菜物33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、此処から村までは彼是かれこれ四五丁程もある土手下で、花や野菜物せんざいものかついで来たり、肥桶こいおけなぞをおろして百姓衆の休所やすみどこ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此処は花売や野菜物せんざいものを売る者が来て休む処で、なんでもポカ/\はけるが、おいお前留守居をしながら商売あきねえして居てくれゝば己も安心して家をお前に預けてあけるが、何も盗まれる物はねえが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何うしてもってやらねえばなりませんが、此間こねえだもうけもんでござえまして、蝦夷虫えどむし一疋いっぴき取れば銭い六百ずつくれると云うから、大概の前栽物せんざいもの脊負しょい出すより其の方が楽だから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
娘と千菜物せんざいものは其村の若い衆のものだといふ諺が古くから村には傳つて居る。
芋掘り (旧字旧仮名) / 長塚節(著)