“せんえき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戦役72.7%
賤役18.2%
染疫9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おお、それは、この寒気かんきに、傷口きずぐちがおいたみになりはしませんか? わたしは、わか時分じぶんシベリア戦役せんえきにいったものです。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いにしえの儒者これを読んで、富にして求めうべきものならば賤役せんえきといえどもこれをなさん、しかれども富は求めてべからず、ゆえにわが好むところに従いて古人の道を楽しまんと解せるがごときは
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
此の如き見解は固より近時闡明せられた染疫せんえき免疫の事実と相容れない。しかし榛軒は種痘を悪むべしとなすよりは、寧種痘の新奇をおそるべしとなしたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)