“せいぞろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
勢揃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八十人あまりのおもに薩摩のさむらいが二階と階下とに別れて勢揃せいぞろいしているところへけつけてきたのは同じ薩摩なまりの八人で、鎮撫ちんぶに来たらしかったが、きかず
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
勢揃せいぞろいがすむと、ねずみ仲間なかまは、おやねずみ、子ねずみ、じじいねずみにばばあねずみ、おじさんねずみにおばさんねずみ、お婿むこさんねずみにおよめさんねずみ、まご、ひこ
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
まず会主のお宅の玄関に於いて客たちが勢揃せいぞろいして席順などを定めるのであるが、つねに静粛を旨とし、大声で雑談をはじめたり、または傍若無人の馬鹿笑いなどするのは
不審庵 (新字新仮名) / 太宰治(著)