“すりえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
摺餌88.9%
摺絵11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あくる日一日は、と、ご悩気のうけと言った形で、摺餌すりえくちばしのあとを、ほんの筋ほどつけたばかり。ただし完全に蘇生よみがえった。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
廊下のすみに、摺餌すりえの道具も、蹴ちらしてあった。露八は、鶯のために、餌をっていた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分が記念に置いて往った摺絵すりえが、そのままに仄暗ほのぐらく壁に懸っている。これが目につくと、久しぶりで自分のうちに帰ってきでもしたようになつかしくなる。
千鳥 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)