“すみまき”の漢字の書き方と例文
語句割合
炭薪100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等回回教徒マホメダンの習慣として人種の煮炊にたきした物は食はない、炭薪すみまき携帯でだ水の給与を船から受けるだけさうして自炊した食物を大皿に盛つて右の手でつかんで食ふ。一切箸を用ひない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
竿さお紐尺ひもじゃくとを持って測地師が土地を測るような小説や脚本を書いている人の事だから、今時分は苦虫をつぶしたような顔をして起きて出て、台所で炭薪すみまきの小言でも言っているだろうと思って
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その間に、かれは富山の城下から連れて来た百姓上がりの炭薪すみまき商人——田畑小兵衛たばたこへえという者を、間近によんでいた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)