“すすはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煤払88.9%
煤掃11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折節おりふし年末の煤払すすはらいして屋根裏を改めると、棟木むなぎの間より杉原紙すぎはらがみの一包みを捜し出し、見るにかの年玉金なり。全く鼠が盗み隠したと分ったとあり。
今時分煤払すすはらひがあるのかと思つて、下男の松さんにきくと、お酒好きの剽軽へうきんな松さんは、佐渡ヶ島へ引越しをするぢやがな、などと冗談じようだんをいつてゐたが
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
「剣術のお稽古とは見えませぬな。まるで十二月ごくげつ煤掃すすはらいのようで、アッハハハ」とまた笑ったが
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)