“すすは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煤掃92.9%
煤払7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暮につか煤掃すすはきの煤取りから、正月飾る鏡餅かがみもちのお三方さんぼうまで一度に買い調えなきゃならないというものじゃなし、おへッついを据えて、長火鉢を置いて
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
東京中の煤掃すすはきの塵箱ごみばこを此処へ打ち明けた様なあらゆる襤褸ぼろやガラクタをずらりと並べて、売る者も売る、買う者も買う、と唯驚かるゝばかりである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「いよいよ明日が煤払すすはきだッてね。お正月と言ッたッて、もう十日ッきゃアないのに、どうしたらいいんだか、本統に困ッちまうよ」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)