“すいのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水嚢66.7%
垂嚢33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ず米一合と糯米もちごめ一合と混ぜてく洗って三日ほど水へ漬けておきます。それからその水ともに擂鉢すりばちへ入れてよく摺って水嚢すいのうします。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
中位な処なら二つで十二銭位です。その皮をいて二つに割って種を取って塩湯で四十分間ほど湯煮て水嚢すいのうの上へ揚げておいてよく水を切ります。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
出来上ったら水嚢すいのうして塩を加えて病人に与えます。その濃さ加減は病人によって斟酌しんしゃくしなければなりません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
牛の生脂なまあぶら即ちケンネという処を買って細かくってそのまま鍋へ入れて少しの水を加えてよく煮ます。それを水嚢すいのうしておけばそれが純粋のヘットです。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
赤藪鶏と近く棲む所では間種を生ずれど、それもまた種を続けず。第三にセイロン特産のシンガリース藪鶏、また家鶏に似るが、胸赤く、冠黄で、縁赤く、頬とあご垂嚢すいのうが紫赤し。