“じょうぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上簇66.7%
上蔟16.7%
繩族16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、鈍白にぶじろく半透明の、例えば上簇じょうぞくに近いかいこを思わせた。爪もまた桜色の真珠を延べたような美しさだった。
指と指環 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
何時いつの頃であったか、多分その翌年頃の夏であったろう、その年おもにお島の手にまかされてあった、わずか二枚ばかりの蚕が、上蔟じょうぞくするにのない或日、養父とごたごたした物言ものいい揚句あげく
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
黒白混合の繩族じょうぞく という意味で、そういう名を付けて最下族よりもなお悪い者としてあるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)