“じやうぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上簇50.0%
上蔟50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その白いほつそりとした指先が、中の灯の明りを受けて、どうかすると、上簇じやうぞく中のかひこのやうにほの紅く桜色に透き通つて見えた。
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
その日も、校長が欠席児童の督促に出掛けると言ひ出すと、此木田はうち春蚕はるごが今朝から上蔟じやうぞくしかけてゐると言つて、さつさと帰り仕度をした。
葉書 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)