“じゅうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
従前42.9%
糅然42.9%
充全14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
科学にすがらなければ、人類は一日たりとも安全を保証し得ない時代となった。従前じゅうぜんの世界では、金力きんりょくが物を云った。今日は、金力よりも科学力である。
『地球盗難』の作者の言葉 (新字新仮名) / 海野十三(著)
紛然ふんぜん雑然ざつぜん糅然じゅうぜんとしてあたかもコンノート殿下歓迎の当時における都人士狂乱の態度をもって脳裏をかけ廻る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私が工藝を論ずるに当って、何故「民藝」を重要視し、あえて批評家の注意を喚起しようとするかの充全じゅうぜんの理由をここに発見せられるでしょう。
民芸とは何か (新字新仮名) / 柳宗悦(著)