“じゅうじゅつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
柔術100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんな奴にかかっては鉄拳制裁てっけんせいさいでなくっちゃ利かないと、こぶだらけのうでをまくってみせた。おれはついでだから、君の腕は強そうだな柔術じゅうじゅつでもやるかと聞いてみた。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ここにおいてか、剣術の道場をひらいて少年をおしうる者あり(旧来、徒士以下の者は、居合いあい、柔術じゅうじゅつ足軽あしがるは、弓、鉄砲、棒の芸をつとむるのみにて、槍術そうじゅつ、剣術を学ぶ者、はなはまれなりき)
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
懐中から取出した銀の延煙管のべぎせるを以て胸ぐらを取っている亥太郎の手の上へ当てゝ、ヤッと声を掛けて逆にねじると、力を入れる程腕の折れるようになるのが柔術じゅうじゅつの妙でありますから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)